５月９日(日)は母の日。

もうすぐ母の日ということで、

産前産後の腰痛に関するアンケート調査を、初めての出産から３年以上経過している子どもを持つ30～44歳の女性（4,163人）を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施してみました。

昨日の投稿の続きです。

=========================

さらに、妊娠から産後3年経過くらいまでの間で腰痛が発症した59.8％（2,491名）のママさんに対して、「どの時期に腰痛が発症しはじめましたか？」という質問をしたところ、以下のような結果となりました。

 

妊娠初期（２～４ヶ月）に腰痛発症4.5%(113名)

妊娠中期（５～７ヶ月）に腰痛発症14.2%（353名）

妊娠後期（８～１０ヶ月）に腰痛発症 22.3%（556名）

産後から３ヶ月以内に腰痛発症8.1%（201名）

産後４～６ヶ月に腰痛発症3.9%（97名）

産後７～９ヶ月に腰痛発症3.2%（80名）

産後１０～１２ヶ月に腰痛発症2.1%（52名）

産後１年超～１年３ヶ月に腰痛発症2.6%（65名）

産後１年４ヶ月～１年６ヶ月に腰痛発症0.7%（17名）

産後１年７ヶ月～１年９ヶ月に腰痛発症0.4%（10名）

産後１年１０ヶ月～２年に腰痛発症1.5%（37名）

産後２年超～３年に腰痛発症3.0%（74名）

妊娠前から腰痛持ちで、妊娠中や産後も痛みが続いていた 33.6%（836名）

=========================

 

妊娠前から腰痛が続いていたママさんを除くと、「妊娠後期（８～１０ヶ月）」に腰痛発症した割合が最も高い結果となりました。

お腹が大きくなり、体重も増え、体型も変わることで、腰痛が起きやすくなっていると考えられます。

当院では、腰痛の人が多く来院されますが、

脚を怪我して、かばうように歩いてたら、腰痛が出てきたとか、

足の裏にタコが出来て、かばうように歩いてたら、腰痛が出てきたという方が多くいらっしゃいます。

同じように、

お腹が大きくなり、かばうような姿勢で歩いたり、バランスの悪い姿勢で過ごさざるを得ないことも、腰痛発症のきっかけかもしれません。

今後、このあたりを、もっと深く研究していきたいと思います。

では、続きはまた明日投稿させていただきます。